双子妊婦の妊娠後期の体調・帝王切開講座・バースプランについて
妊娠後期になって赤ちゃん達が合計3000gを超えてきたので、いよいよ体が辛くなってきました。(今は32週1日目です)
一番辛いのが、恥骨痛です。前から少しは感じていたのですが31週になってとても酷くなり、歩く速度が格段に遅くなりました。立つときは激痛、寝返りをうつときも痛いですし、何もせず座っているときでも痛く感じることもあります。
次に、屈むのが辛くなってきました。体重をあまり制限していないからかもしれませんが(今は+13kgくらい)靴紐を結ぼうとするとお腹がつかえてとても痛いです。物を落としてしまったら夫に拾ってもらうことが多くなりました。
そして、ついに”お腹がはる”というのがどういう状態かわかるようになりました。お腹がずっと大きかったからか、20週くらいからお腹がはりますか?という質問を受けていたのですが、その頃はお腹がはっていなかったのでよくわかっていませんでした。お腹がはった状態とは、表面がすごく硬くなって赤ちゃん達の居場所が簡単にわかるようになる状態のことのようです。寝る前と寝起きに特にはっていると感じることが多いです。大体数分でおさまります。31週なので、ついに切迫早産気味になってきたのか…ととても心配しましたが、検診では頸管長は35mmで赤ちゃん達の状態も良好とのこと、安心しました。
今日はマミーサロンで、帝王切開についての講座を受講しました。母親学級などでは帝王切開の話より経膣分娩の話が中心なので、帝王切開やその後のケアの方法についてじっくり話が聞けて良かったです。バースプランも、帝王切開だからあまり書いても意味がないかな…と思っていたのですがアイデアをたくさんもらったので何か書けそうです。
今の所書こうと思っているのは、
- 手術前後に夫以外の親戚に会いたくない(赤ちゃん達には会ってもらってOK)
- 可能ならお腹は横に切ってほしい
- できるだけ痛くなくしてほしい
- 手術中、血を想像させるようなことはあまり言わないでほしい
- お世話が辛すぎるときは赤ちゃんを預かってほしい
- 産後直後のお世話から夫ができる部分は夫にしてもらいたい
という感じです。自分が楽をしたい!という内容ばかりですが、双子の子育ては絶対大変なので始まりくらいはできるだけ楽にできればいいなと考えました。
今日はもっとポジティブな赤ちゃんたちと自分の出会いについてのプランについても習ったのでそれも追加で書いていきたいと思います。
双子妊婦の産休中の過ごし方について
双子を妊娠すると単胎の妊婦さんよりも長い産休をとる権利が得られます。私は妊娠したことがなかったので、何週間くらい産休をとるべきかわからなかったのと、ずっと体調が万全ではなかった(息苦しかったりした)ので14週全て休むことにしました。丁度GWあけからの産休だったので、実質25週の時期から休んだことになります。
今まで3週間くらい専業主婦、もとい専業妊婦をしています。つまりあまり家事も頑張っていません。夫がとても優しくて助かっています。幸い最近は体調も良く、やることがあまりなくて仕事をもう少し続けていれば良かったかな?とも思いますが、日によっては活動するのもつらいのと、移動に時間がかかってしまうので仕事をしていたらしていたで、早めに休めば良かったと思っていそうな体調です。
平日で今までやったことは、
- ブログを書く(自分がよく調べていたことについてはすぐに書き尽くしてしまいました。
- 夫の会社の近くまで行って夫とランチを食べる
- 雑誌やインターネットでみて行ってみたかったところにランチやおやつを食べに行く
- 都内の散歩・観光
- マタニティスイミング
- 料理教室に行って花嫁(?)修行
- 読書やゲームなど家でのんびり
- 入院グッズや赤ちゃんグッズを探す
- 産後のサービスを調べる
という感じです。お友達や夫は平日は仕事なので基本的に一人で遊んでいます。だんだん暑くなってきて色々なことに対する気力がなくなってきましたが、双子なのでいつ入院するかわからない&赤ちゃんができたら忙しくなると言われているので、色々やれればいいなと思います。
区主催の多胎の会について
昨日は自分の区が主催してくれた多胎児のお母さんたちと妊婦さんたちの会に参加しました。私の区では年に4回会が開かれているらしいですが、私は今回初めての参加です。実際の双子のお母さんたちの声を聞くことができた上に、双子の赤ちゃんたちを見ることができて勉強になりました。対象が多胎児の保護者および妊娠中の方だったので夫と一緒に参加することはできませんでしたが、夫も参加できるともっと良いと思いました。
昔よりは双子の割合も増えているのできっと保育園や小学校に上がれば双子の保護者の知り合いもできるかと思いますが、妊婦の間はなかなか知り合う機会もないのでこんなにたくさんの双子の妊婦さんが自分の区にいるんだ…ということを知ることができただけでも心強かったです。私は初産婦ですが、上にお子さんがいらっしゃる方も多く、そういった方からの一般的な子育てのアドバイスもとても参考になりました。
私の実家や夫の実家が遠方なこともあり、これからも区のサポートなどのお世話になることがありそうなので施設の場所を知ることができたのも良かったです。
多分色々な区や市で開催されていると思うので、ぜひお住いの場所で探してみてください。
双子妊婦の骨盤・妊娠線ケアについて
多胎の妊婦さんは、複数のあかちゃんがお腹にいる分、骨盤が緩みやすく妊娠線もできやすいそうです。
骨盤ケアについて
妊婦さんが初期から骨盤をケアする必要があることを知ったのは20週の時、はじめて出産予定の病院を訪れた時でした。骨盤のケアについて初めから知っていれば…ととても後悔しているので、初期の妊婦さん・妊活中の方はぜひ情報を集めてみてください。
病院でトコちゃんベルトとその着け方を教えてくれる教室の存在を教えてもらって、早速探し始めたのですが、着け方教室に行くのは23週になってしまいました。
行ったのは、マミーサロンというところです。マミーサロンは、妊婦さん・乳児のお母さんのお役立ちサロンで、トコちゃんベルトの着け方を始めとした骨盤ケアや育児情報の教室や整体を行っています。料金は1時間の教室で3000円くらい、整体は8000円くらいです。
教室は、助産師さんが優しく教えてくれます。今まで骨盤ケア入門・トコちゃんベルト・さらしの巻き方・妊娠線ケアについて習いました。内容については書くと規約違反みたいなので書けませんが、習ったときからトコちゃんベルトとさらしは使うようにしています。
私はトコちゃんベルトをつけてもあまり効果を感じていないのですが、とても骨盤が緩んでいそうなのは感じているのでとりあえず信じてつけています。さらしについてはつけると楽になるのでつけています。
整体はとてもリラックスできます。妊娠してからはエステなどを控えていたので、専門のところで安心して施術を受けられることだけでも価値を感じています。
整体の場所の近くには魚久という魚の粕漬け屋さんがあって、時間帯によってはついでにそこで安く切り落としを買うことができます。800円位で6種類くらいの魚の切れ端がはいっていました。それも楽しみの一つです。魚は赤ちゃんにも良さそうですよね。
妊娠線予防について
まだ妊娠後期に入ったばかりなので(少なくとも自分の認識では)妊娠線はできていませんが、小柄&双子なので今から絶対できるだろうな…とは思っています。その上教室で予防について習ったときに教えてもらった体重増加の目安は全く守れていないので…。
それでも少しでも線を減らすために妊娠が発覚した日から毎日クリームは塗っています。
写真は使っている道具です。
朝は普段はお腹にクリームだけ塗っていて、朝風呂に入ったら夜と同じことをしています。夜はお腹・おしり・太ももに化粧水・クリーム・オイルを塗り、胸にはバスト専用クリームを塗っています。つい最近マッサージの方法をマミーサロンで習ったので、最近はオイルを塗るときにマッサージもしています。オイルや化粧水はマタニティ用ではないですがあまりかわらないのかな?と思って使っています。
外出用には持ち歩きやすい大きさのクリームです。今は普段は腹巻きやさらしをしているので外出中に塗るのは無理なのですが、マタニティスイミングや検診のあとに塗っています。
双子妊婦の旅行・外出・運動・控えた食べ物について
検索すると双子妊婦は早産になりやすいからとにかく安静に、というような意見ばかり出てきますが、病院では転ぶと危ないから走るのはいけないけど別に何の問題もないので特別に安静にする必要はないと言われました。まだ27週なのでこれから早産になってしまうことは十分にありますが、それが今までたくさん動いたことと因果関係があるかはわかりませんし、その時はそれを受け入れようと思います。
安静にする必要はないとお医者さんに言われていたとしても、何か問題が起きた時はもちろん自己責任ですのでリスクに見合った行動かどうかは自分で判断しないといけないとは思いますし、赤ちゃんたちと自分だけの問題ではなく他人に迷惑がかかりうるという点では確かにその通りだな…と思います。
不妊治療をしていて、妊娠もきっと問題だらけだと思っていたので、妊娠超初期の腹痛を除けば今まで腹痛もなく、出血もなく、検査結果も問題なく、赤ちゃんの成長も週数ぴったりくらいで油断しているといえばその通りかもしれません。
私はお医者さんに相談しつつ、以下のようなことをしました。
旅行
- 仕事で複数回甲信越に一泊出張
- 10週の時に都内のホテルに一泊
- 16週の時に石垣島・西表島旅行
- 8週・22週に関西に帰省
- 20週-25週の間に山梨・南紀白浜・富山に泊まりで旅行
- 25週までに栃木や茨城などに日帰り旅行
エクササイズ
- 26週からマタニティスイミングに参加
- 夫や友人と積極的に歩く
また、以下のようなことは妊婦になって諦めました。
運動系
- ジム通い(妊婦禁止のジムに通っていたので)
- ジャンプするような遊び
- 球技
- 一人で遠くに出歩くこと
ひかえめにした食べ物
- ヨウ素を含む食べ物
- レアな肉
- 水銀を含む魚
- うなぎ
- リキュール入りのお菓子
- 抹茶
幸いなことにお酒・カフェイン・チーズ・レバーは特に好きではなかったので食べられなくなってもあまり困らなかったです。
トキソプラズマについては気をつけてはいるつもりですが、よく失敗しています。レストランではお肉をよく焼いてくださいと頼んでおいても少し赤かったりするので…。一番の失敗は、道端にはえている野いちごをあまり考えずに食べてしまったことです。写真は嬉々として撮影した野いちごです。
甘くてとてもおいしかったです。でも、一晩経って冷静になって考えてみると本当に駄目なことでした。これについてはあまりに心配なので中期に再度トキソプラズマの検査を受けました。(結果はまだです…)。
ヨウ素は妊活中からずっと控えめにしてきたので、授乳を終えたら思い切りひじきや昆布を食べたいです。
食べ物については控えるべきものは単胎の人と同じかなと思います。
旅行について
マタニティ旅行の問題は、旅行に行ったことに起因して問題が発生するというよりかは、問題が発生した時にかかりつけ医にいけないことが大きいと思います。
16週の旅行が一番無謀だったと思いますが(離島だし…)16週で大きな問題が起きたら東京でも別に助かる見込みは少ないな、と思って旅行に行きました。ただマタニティ旅行に関して色々な人が書いている通り、離島のような病院の少ない場所にわざわざリスクがある時に行って病院をわずらわせるなという意見は正論だなと思います。
ただそろそろ赤ちゃんたちも合計2000グラムをこえてきて何かあった時には出先で産むことになりそうなのでこれ以降はお泊まりがしたくなったら都内のホテルに泊まるくらいにしておこうかなと思います。
本当は海外にも行きたかったですが色々考えてやめにしました。もし次に妊娠したとしたら、そしてつわりがなければ妊娠初期になら海外に行っても良いなと思います。12週くらいまでは問題が起きてもどこにいてもどうすることもできないと思うからです。治療費(処置代)はたくさんかかるとは思います。
何もなかったから言えることかもしれませんが、旅行はとても楽しかったです。また具体的な旅行記もブログに書きたいなと思います。病院を調べておくこと・ゆっくり旅程にすること・公共交通機関はあまり混むものを使わないで済むようにすること・母子手帳を忘れないことに気をつけました。
マタニティエクササイズについて
病院からは双子妊婦でも受け入れてくれるところがあればマタニティエクササイズの教室にも通ってOK(体調が悪い時は休むこと)と言われたので双子妊婦を受け入れてくれるところを探して、近所にあるスイミングスクールに通うことにしました。マタニティスイミングは結構本格的で、クロール・平泳ぎ・背泳などをします。私は元から運動神経が悪くて特に平泳ぎはやり方がぜんぜんわかっていないのですが、他の参加者の方はとても早くて羨ましいです。1時間だけの短い時間ですが、久しぶりに一生懸命運動できて気分転換には最適です。他の妊婦さんとお話しする機会もあまりないのでそれも新鮮です。
歩くのは都内の移動の時に電車やバスを使わず一駅分歩いたり、無意味に家の周りを歩いたり、お花畑を見に行ったり、旅行先で歩いたりしています。夫や友人と歩くと、しんどいときは荷物を助けてもらったりできるし楽しくお話しもできるのでとても良い気晴らしになります。25週くらいからは本当にお腹が大きくなってきて特に階段がきつくなってきましたが、自分が歩けるペースよりさらにゆっくりを心がけて余裕をもって歩いています。
マタニティヨガは家でもできそうなので挑戦してみたいなと思います。
双子妊婦の出生前診断について
出生前診断については賛否両論あるかと思いますが、夫婦で相談して妊娠前から絶対にすると決めていたのでNIPT、初期超音波検査、中期超音波検査、4Dエコー(出生前診断ではないですが…)を受けました。理由は、知らないことによって悩むことをしないよりは、最大限の情報を手に入れて悩むほうが正しいと思っているからです。
幸い全て問題は発見されなかったので悩むことはありませんでしたが、結果次第では、すごく悩んだことと思います。
検査をしても特定の問題がないことがわかるだけで、健康上問題のない子どもたちが生まれてくる保証もないです。そもそも双子である時点で単胎の人よりも早産などのリスクが高く、子供が健康ではない状態で生まれる確率は高いはずです。また、多胎妊娠の人は、一人に問題が見つかったとしても一人だけを諦めることはできないので、二人をどうするか考えなければいけません。
中期くらいになるとお腹も大きくなってきて、愛着が湧き、命の選別をすることはできないかも…と感じていましたが、本当に選別しないのであれば前もって情報を手に入れても結果は同じだし、色々と準備できるので自分たちにとっても子どもにとっても良いと考えて受けることにしました。
もし次に子どもを産むとしても同様の検査をすると思います。
NIPT(10週後半)
35歳未満だったので受診できる病院が限られており、八重洲セムクリニックで受診しました。料金は21万円くらいだったと思います。現金のみの取り扱いなのでお金をおろしていく必要があります。
集団で説明があるのみで、カウンセリングらしいカウンセリングは特に受けませんでした。多胎の人間は先に呼ばれて多胎ならではの説明を受けます。私の回にはもう一人多胎の人がいたのですが、
「この中には一卵性の人も二卵性の人もいらっしゃいます。どっちがどっちかは個人情報保護の観点からいいませんが…」と説明の人が言っていて面白かったです。
多胎の人(一部は二卵性特有)はいくつか注意点があって、
- セムクリニックは必要があれば無料で羊水検査を実施していますが、多胎は対象外
- 基本検査以外を受けることはできない
- 基本検査に含まれている性染色体検査も、y染色体が検出されているかどうかしかわからない。y染色体が検出されていると少なくとも一人は男の子であることがわかります。もし検出されなければ二人とも女の子ということになります。
- 3つの染色体の検査も、陽性であるという結果がでたら少なくとも一人は陽性である可能性が高いということであり、一人一人についてはわからない
結果は1週間半後くらいに郵送されてきました。シンプルに3つの染色体の検査とy染色体が検出されたかどうかが書かれていました。
初期超音波検査(13週)
初期超音波検査は丸茂レディースクリニックで受診しました。超音波検査で詳細に胎児を見ていくので双子だと2倍近くの料金がかかります。詳細はわすれましたが6万円くらいだったような気がします。
この時、経腹エコーの初体験であまりの楽さに感動しました。心拍や首のむくみ、脳や心臓、背骨、手足の指の本数などを見てくれました。性別はこの時はまだわかりませんでした。問題がなかったからかもしれませんが、数値結果などは渡されずエコーの写真をいただきました。
お医者さんが陽気な感じで緊張せずに受けることができました。可愛い姿がたくさん見られて楽しいタイプの検査でした。
4Dエコー(18週)
4Dエコーは単に可愛い子供の姿を残しておきたいと思って受診しました。丸茂レディースクリニックで受けました。18週にしたのは、双子を同時に撮影するのにはこの時期がおすすめとホームページに書いてあったからです。このころ双子たちは下の子の足が上の子の頭と隣り合わせだったので、二人で写っている写真は足&頭の写真になってしまいました。料金は忘れてしまいましたがそこまで高くなかった(1-3万円くらい?)と思います。この頃はまだ胎動も良くわからなかったので赤ちゃんたちが動いていることがわかっただけでも嬉しい気持ちになりました。この時にはじめて二人の性別も教えてもらいました。
中期超音波検査(19週)
FMC東京クリニックで受診しました。丸茂レディースクリニックも中期超音波検査を実施はしているのですが、週数の都合などで別のところで受けることにしました。こちらも双子なので2倍の料金がかかり、料金は8-9万円くらいだったかと思います。心臓や脳をはじめとするたくさんの項目を二人分検査しました。FMC東京クリニックでは数値結果とエコーの写真をいただきました。